2010年7月13日火曜日

天然水工場に行ってみた!



先日、山梨県のサントリーの天然水工場に行ってみた!


天然水の工場が新しく新設され、
工場竣工記念で
官能検査員特別セミナー
というイベントがあり、
すかず電話応募をして
山梨まで行くことになった。


普通の工場見学は山のようにあるが
工場で働く技師が講師になって
工場見学をする機会は滅多にない。
工場見学自体は、シンプルなものだが、
ここでは、工場見学後に官能検査員と実施した水の試飲について書いてみよう!


そもそも官能検査員という人は、その名のとおり5感を駆使して、
水に異常がないかを判断する人で、この人がOKしないと
水はボトリングされない仕組みとなっているようだ。


ただ、天然水なので、ほぼ100%異常はないのが実情で、過去に旧工場で
工場ラインに由来するような香りがあり、
製造を一時停止した例が2回あるだけだそうだ。


セミナーでは、官能検査体験として、通常の天然水とりんごの香りをほのかに
つけた水(実際の官能検査でも使用する濃度)とりんごの香りを1000倍つけた
水の3種類が出され、それぞれの違いを見分ける体験ができた。
実際には、さきほど書いたようにほとんど異常が見つからない世界のため
官能検査員は、わざとほのかの異臭をつけた水も準備して、
官能が鈍らない訓練を日々しているそうだ。


ちなみに、官能検査は午前中の空腹時に実施している。
この条件が人間がもっとも、味覚を鋭敏でできる条件のようで、
ウイスキーのブレンドの配合を決めるブレンダーのティスティングや
ビールの検査、日本酒の飲みきり(プロのきき酒)もこの条件でやっている。


水もお酒と同じ条件なのね! と関心していると続けて、写真のように
天然水の飲み比べとなった。水の硬度の違いや炭酸の違いによる飲み比べで
こちらは、素人でも分かりやすいものだった。


なんでも、単なる水はミネラルウォーターとなり、これに果汁などを加えると
清涼飲料、炭酸を加えると炭酸飲料になるそうだ。
ちなみ、写真の「ペリエ」は炭酸が入っているが、天然水の状態で炭酸が入っているので
ミネラルウォーターになるそうだ。うーん…水の世界もお酒ばりに深い!


まあ、とにかく「たかが水、されど水」の世界を垣間見たという感じだ。
とはいえ、ここはウイスキーの白州蒸留所に併設されている天然水工場だ!
山梨まで来て、酒なしで帰るのはもったいない!ということで
次回は、サントリーの白州蒸留所の有料試飲コーナーの話を書こう!

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