2010年6月24日木曜日

イオンの低価格ビール「バーリアル」を飲んでみた!


イオンがPBトップバリュから「バーリアル」という
第3のビールの新製品を出した!

昨日は、TV局まで招いて六本木で発表会を開き、
芸能人まで投入!
PBとしては、異様に気合の入った発表となった。
350ml1缶88円という業界最安値が一番の売りだ。
確かに88円は安い。第3のビールのNo1ブランド「のどごし生」 (キリン)や「クリアアサヒ」(アサヒ)「金麦」(サントリー) 「麦とホップ」(サッポロ)など
国産ブランドは おおむね120円前後が市場価格。
40円程度の価格差はたしかに安さを感じさせる。

早速、第3のビールで売り上げNo1を目指すという
「バーリアル」を飲んでみた!


一口飲んで「う~ん…」というのが率直な感想だ。
去年サントリーが出したトップバリュPB「麦の薫り」は
100円であったが明らかに「麦の薫り」のほうが旨いと感じた。
12円差以上の味わいがサントリーの商品にはあった。
(さりげなくサントリーの技術力ってすごい)


「麦の薫り」は終売なので、飲み比べはできないが
セブン&アイグループが発売しているPBセブンプレミアム
の「THE BREW」が「麦の薫り」に近い商品だ。
こちらも製造元はサントリーだ。
昨年7月に、イオンとセブン&アイはほぼ同時にPBビールを
発売し話題となったが、そのときの商品が「THE BREW」なのだ。
124円の売価だが、 飲み比べれば味わいの差は歴然とするだろう。

イオンが発表したプレスリリースでは、 いろいろとこだわりが書いてある。
なんでも、国内外の人気ビールの成分や 日本人の好みから仕様書を作って
韓国のメーカーに作ってもらったそうだが、 国産とのレベル差があるように感じた。

実は、第3ビール自体が日本の 酒税法によってもたらされた特殊なお酒で
海外には存在しないお酒だ。

当然、海外で生産するときは日本向けの オーダーメイド商品となり、仕様書がないと
どうにも生産できない商品なのだ。


酒税法はとっても不思議な法律で、 大雑把に言えばビールに麦を原料とした
スピリッツ(焼酎)を混ぜれば、 第3のビールになり酒税が大幅に安くなる。
酒税が安いため、ビールよりも安く 第3のビールが買えるという仕組みだ。


ちなみに、ビールだと350ml1缶 210円程度が現在の市場価格だろう。
120円台の第3のビールと100円近く 値段が違うのは、原料価格の差でなく
酒税の差によるところが大きいのだ。


「私にはビールです!」ってCMのキャッチコピーがあるが、
もともとビールなのだからあたりまえの話だ。


第3のビールには、大豆やとうもろこしを原料にしたものが
あるが、深入りすると寝れそうもない。


そんなところで、初のブログ投稿は終わりにしよう。
また、おもしろい商品やスーパーマーケットを見つけたら
このブログで紹介したいと思う。

1 件のコメント:

  1. 家では、だいたいクリアアサヒか金麦を買ってます。
    お金が関係なかったら、断然サントリープレミアムだなあ。
    88円なら気楽に何本でも飲めそうだったのに、美味しくないんじゃしょうがない、残念です。
    とっても参考になりました。ありがとうございます。

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